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プラスネジとマイナスネジ

こんばんわ609工房です。
ペンチ、ニッパー、レンチ、ドライバー。日々使っている様々な工具達、用途がそれぞれ違うので形もそれぞれ違います。
ただふと気になるのはドライバーのプラス(+)とマイナス(-)。この二つはセットで売られている事もあるけど、マイナスドライバーを使う機会なんて凄く少ないんです。
よく考えたらネジにしたってほとんどがプラスネジ。ホームセンターで売ってるのもプラスネジばかり。マイナスネジを締めた記憶なんて数えるほどしかありません…
ではいったい何故ネジにはプラス(+)とマイナス(-)があるのか?マイナスネジが少ない理由は?気になったので調べてみました。

ポイントは「ネジを使う場所の汚れやすさ」による使い分け。プラスネジは「強く締めこむ」というネジ本来の役割で考えればベストな形ですが、唯一の弱点が「汚れがつまったら取れにくい」という事。
一度溝に汚れがつまったり、それが原因でさびついたりするとドライバーが入らなくなり、二度と抜けない「やっかいなネジ」になってしまう。そのため、泥や水垢などの汚れが最初から想定される場所では、比較的簡単に汚れをかき出せるマイナスネジを使用していることが多いとのこと。


なるほど!確かにマイナスネジは溝が直線でネジの端から端まで切れているので汚れが溜まりにくい構造です。これは納得が行きました。普段使っている工具や道具の形にも、皆ちゃんとした理由があるんですね。世の中に出回っているネジは9割がプラスネジ、1割がマイナスネジという比率らしいです。
しかし歴史的には実はマイナスネジの方が古く、プラスネジは後から開発されたもの。腕時計が作られるようになった1920年代には、まだマイナスネジしかなく、ヨーロッパを中心とした高級腕時計メーカーにおける古くからの職人たちの手仕事の証となった。このことから、腕時計にかぎってはマイナスネジのほうが高級感やクールなイメージがあり、デザインの面で現在の製品にも積極的に採用されることがある様です。

そしてまだまだ知らない事がたくさんあると痛感しました。日々勉強です。
それではまた、609工房でした。

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