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別珍とベルベットの違い ~609工房日記⑰~

こんばんわ609工房です。
舞台幕などで良く使われる「別珍幕」。このべっちんと言う言葉なんですが気になったのでちょっと調べて見ました。

今までは言葉の響きとその見た目から「ベルベット」の日本名がべっちんなのだと思っていたんですが、どうやら違うらしいです。

別珍は英語表記だと“ベルベッティーン(velveteen)”。ベルベッティーンが変化して

ベルベッティーン ⇒ ベルベッチン ⇒ べっちん となり和名として「別珍」の当て字をしたと言われています。

それならやはりベルベットなのでは?と思うのですが、そもそも

ベルベッティーン(velveteen)
ベルベット(velvet)

見た目も名前も似ているこの二つが違うものでした!その違いは製法と発祥

①別珍
・横糸パイル
・18正世紀フランス発祥

②ベルベット
・縦糸パイル
・13世紀イタリア発祥

このようにどちらもパイル生地のパイルをカットして表面を整えたものですが、明確に違いがありました。
ちなみにベルベットはポルトガル語読みのビロード(veludo)として日本に伝わりますので、ベルベットとビロードは同じものです。

たまにはこうして木工以外のとこを調べてみるのも面白いですね、

それでは今日はこの辺で
609工房でした。

ノコギリの「縦引き」「横引き」~609工房日記⑯~

ブルックリンスタイルとは ~609工房日記⑱~

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