こんばんわ609工房です。
アンティーク品について調べているとよく聞く「ロートアイアン」。普通のアイアン(鋳物)との違いはなんなのか?今日はそれらについてのお話です。
簡単に言うと
・鋳物
鋳型を作成しその型に流し込んで作成する。
・ロートアイアン
ヨーロッパの伝統工芸である鉄を熱してハンマー等で叩き圧力を加える鍛造の手法。
となります。つまりロートアイアンとは製法の違いと文化的な意味合いをどちらも含む言葉なんですね。なのでアンティーク製品によく使用されています。
職人が一つ一つ鉄を打って作っていた昔と違い、近代のロートアイアンはSS400と言う一般的な鋼材を電気溶接で接合し組み立てる手法を取り入れて、ヨーロッパの伝統的なデザインを継承し造られています。
しかし通常の鋳物に比べ、量産には不向きで時間がかかります。さらに、錆(サビ)が発生しこまめなメンテナンスが必要というデメリットもあります。
逆にこの錆を活かしてロートアイアン風の仕上げにするロートアイアン塗装というものもあり、古びた門戸などの重厚感の演出に一役買ってたりしますね。
それでは今日はこの辺で
609工房でした。
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