こんばんわ609工房です。
木工所など設備が整った場所で木材を加工する時は、パネルソーやチップソーによる機械での切断が多いです。ですが手ノコが活躍する場が無いかと言うとそうではなく、物理的に機械が届かない場所や現場でのカット、またはDIY等で使うこともあるでしょう。今日はそんな鋸(ノコギリ)の話を少し。
木工用のノコには「縦引き」と「横引き」があり、しっかり確認して用途分けしないと上手く扱えません。
一般的な両刃ノコギリを例にすると
粗い刃と細かい刃に分かれていて、
○粗い刃→縦引き用
○細かい刃→横引き用
となります。木材の縦・横は木目に沿っている方向が縦、木目に垂直な方向が横と判断します。
画像の上下が縦目、左右が横目
実際にやってみるとよくわかりますが縦引き・横引きを逆に使うとグッ!っと刃が引っ掛かって上手く切れません。無理に使うとすぐに刃が傷むので、刃を交換出来ないノコの場合は最悪一発でダメになることさえあります。
それと気を付けるべきなのが「合板(ごうはん)」
複数枚の板が接着剤で合わさり多層になっている板ですが、これは層の中で縦目も横目も混在しており、接着剤部分が硬いため先程言った「縦引き」「横引き」どちらを使っても刃にダメージが行きます。
なのでその場合はホームセンター等で機械でカットして貰うのが良いでしょう。自分でDIYする場合はある程度ダメージ覚悟で安い替刃式のノコを使うのがおすすめですね。
この様に以外とデリケートなノコギリの世界。ホームセンターに行くと色んな種類があるので自分にぴったり合うノコを探してみるのも面白いですよ。
それでは今日はこの辺で
609工房でした。
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